2012年01月27日

僕は君たちに武器を配りたい 瀧本 哲史

僕は君たちに武器を配りたい僕は君たちに武器を配りたい
著者:瀧本 哲史
販売元:講談社
(2011-09-22)
販売元:Amazon.co.jp
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一時期、話題になっただけあり、
中身の濃い本でした。

これから社会に旅立つ、あるいは
旅立ったばかりの若者に向けての
本です。

大学生には、一度読んでもらいたい
本ですね。



日本経済は冷え切ってしまっており、
回復のきざしはみえない。

今の日本や、厳しい就職事情に怒った
ところで何も変わらない。

この社会を生き抜くための「武器」
手渡したいと思い、著者はこの本を
執筆したようです。

著者の瀧本 哲史さんは、京都大学で
「起業論」を教えている人だそう。


高給の代名詞であった医師は、難関の
医学部に合格しないといけないが、今日
の医療崩壊で「ワーキングプア」になり
つつある仕事のようです。

一時期流行った勉強ブームですが、努力
神話を信じて勉強しても、年収が何倍に
なる、幸せになれる
というものではない様子。


個性がなくなり、消費者にとってみれば、
どのメーカーを買っても大差がない状態。
これを、「コモディティー化」というそう。

値段の安さだけが決め手になる。

このコモディティー化が、商品だけでなく、
仕事にも起こっている。

誰を使っても同じ仕事なら、人経費の
安い海外
に仕事をとられてしまう。

生き残るためには、「スペシャリティー」
になるしかない。


なかなかいい勉強になりました。

     
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kadenbook at 09:00│Comments(0)TrackBack(0) 生き方 | 就職

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