2010年12月25日

本を読む本 M・J・アドラー C・V・ドーレン

本を読む本 (講談社学術文庫)本を読む本 (講談社学術文庫)
著者:J・モ−ティマ−・アドラ−
講談社(1997-10-09)
販売元:Amazon.co.jp
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内容:
「本を読む本」は、読むに値する良書を、知的
かつ積極的に読むための規則
を述べたもの。


読書には、四つのレベルがある。


●初級読書…読書の第一レベル

「その文は、何を述べているか?」

読み書きの全くできない子供が、初歩の読み
書きの技術を習得
するためのもの。

どんなに高い読書力がついていても、この
レベルの問題をなおざりにして読書すること
はできない。


●点検読書…読書の第二レベル

「その本は、何について書いたものか?」

与えられた時間内に、できるだけ内容を
しっかり把握することが目的。

書物の表面を点検し、その限りでわかる
すべてを学ぶことである。

目次を無視してはならない。


●分析読書…読書の第三レベル

「なによりもまず、理解を深めるためのもの」

時間に制約のない場合のもっともすぐれた
完璧の読みかた。

本の内容に関し、系統立てて、いくつかの
質問
をしなければならない。

情報や娯楽の為の読書には、分析読書
は必要ない。


●シントピカル読書…読書の第四レベル

一つの主題について、何冊もの本を相互に
関連
づけて読むこと。

単に各テキストを比較するだけでは、
シントピカル読書として十分とは言えない。


学んだこと:
この本のテーマは、良書を読むためです。

この本が書かれたのはとても古く、1978年
4月
です。

その当時、本を読むのにここまで素晴らしい
内容
が完成していたかと思うと、驚きます。

フォトリーディングもこの本を参考にして
いるのがよく分かります。

フォトリーディングの参考文献として紹介
されていたのですが、3年経過して初めて
読みました。

何度も言いますが、「素晴らしい本」です。

読書に関する本では、NO.1だと思います。


この本から得たひとこと:
積極性の高い読書ほど、良い読書。


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kadenbook at 08:00│Comments(0)TrackBack(0) 読書 | フォトリーディング

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